コレヒドール島は、マニラからフェリーで約1時間半離れたマニラ湾にある小島。
ダグラス・マッカーサーの「I shall return」の舞台となった場所。
(1942年日本軍に敗れ、オーストラリアに逃れた時の発言。1945年戻って来て再占領する)
太平洋戦争時の戦禍が残っており、砲台、兵舎、武器庫の残骸の他、
太平洋戦争記念館や日本人慰霊碑などもある。
また、米軍司令部があったマリンタ・トンネルでは戦中の様子を再現し解説している。
コレヒドール島への観光は、現地の < サンクルーズ社 > が観光ツアーを行っている。
◆料金 ウィークデー :大人2,600ペソ、小人(3~11才)1,800ペソ
ウィークエンド:大人2,800ペソ、小人(3~11才)1,800ペソ
◆行程 午前6:30 管理事務所にてチェックイン
午前7:00 乗船開始
午前7:30 マニラ側フェリーターミナル 出発
午前9:00 コレヒドール島側フェリーターミナル 到着
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午後2:30 コレヒドール島側フェリーターミナル 出発
午後4:00 マニラ側フェリーターミナル 到着
◆備考 島内を言語別ガイド付きのバスにて巡回
ビュッフェ式昼食付き
※料金や時間等は、たびたび変更がありますので公式HPでご確認ください。
早朝6時、眠い目をこすりながら大型ショッピングモール「モール オブ アジア」を横目に歩く。
早い時間帯にもかかわらず、人を満載に積んだジープニーやトラック、自家用車が何台も通り過ぎる。
乗れるかわからないが、コレヒドール島行きのフェリーがあるターミナルを目指していた。
というのも、日本を出発する前からコレヒドール島観光をしたいと思っていたが、当時は公式HPの予約ページが閉鎖中であった。
電話で予約するスキルを持ち合わせておらず、旅行代理店の現地ツアーがあったが、価格が公式HPに比べ若干高いのと内容は同じという噂もあったので、ダメもとで当日にターミナルへ乗り込むことにした。
フェリーターミナルの管理事務所に到着すると、すでに多くの人が集まっていた。
受付がいくつかに別れていたが、「Corregidor」の文字を確認してそこの列に並ぶ。
拙い英語と身振り手振りで、係の女性に何とか伝わった様子。
出航時間となり、フェリーに乗船。
数百人乗れそうなフェリーの内部はエアコンが十分に効き快適。
島に着くと、即座に観光用バスに乗り換える。
バスと言っても、即座に乗り降りできるように横壁が無い小さいタイプだ。
指示されたバスに乗り込むと、流暢に日本語を話す現地ガイドのジイサンが案内してくれた。
車両には15人程の日本人がおり、客層は全て男性で戦中を体験したような年齢層が9割、学生さんが1人だった。
車窓から旧兵舎を望んだり、弾薬庫だった建物内を歩いたりした後、昼食をいただく。
ピンク色した灯台を眺めながら、テントの下でビュッフェ式で食べる。
ツアーの中には、島内のホテルのレストランで昼食するものもあるようだ。
14時頃桟橋付近に戻り、14時半にはコレヒドール島を後にする。
フィリピンの地で、日米の戦禍を目の当たりにするのは、複雑な気分にはなったが、木陰で感じる海風の爽やかさで浄化されていくようだった。
40歳手前で会社を辞め、投資活動にて生活を営む。
悠々自適な生活と思いきや、煩わしい事はないものの手持ち無沙汰な時間を過ごす。日々、暇つぶしを探している。
趣味:旅行、ライブ鑑賞、美術館・博物館巡り