海外旅行に行く場合、その先の治安は気になるところ。
フィリピンは、報道等の影響で危険なイメージを持つ国の一つだろう。
実際に、「外務省海外安全ホームページ」を見れば、首都マニラのあるルソン島やセブ、ボホール、マクタンなどの中部の島々は、レベル1「十分注意してください。」になっている。
南部のミンダナオ島の東側は、レベル2「不要不急の渡航は止めてください。」、その西側はレベル3「渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」と指示が出ている。(2018年時点)
フィリピンだけでなく海外への渡航前には、必ず外務省海外安全ホームページをチェックし、旅行中でも安全情報を受け取れる「たびレジ」は登録したい。
2016年5月にマニラのキアポ地区において爆発事件が発生しているので、レベル1でも警戒は怠らない方がいい。
治安状況は、刻々と変化しているので、最新情報を入手したい。
ただ、現地に立つと何かが起こっているようには見えないので、気が緩みがちではある。
マカティのショッピングセンターを歩けば、綺麗な街で治安が悪いのかと疑うほどだ。
治安が宜しくないことを実感するのは、駅で毎回所持品検査を受ける時かもしれない。
めんどくさく感じる反面、そうしないといけない状況にあるのだろうと想像してしまう。
ネット情報や「地球の歩き方」のトラブル事例などにあるようにスリ、強盗、美人局などに気を付けたい。
- 夜中に出歩かない
- 日本語で話しかけて来る人に警戒する
- 両替はその場で金額確認する
- 派手な格好で出歩かない
- 目に付きやすいところに財布や貴重品を入れない
- 危険と思われるところに立ち入らない …… など
よく言われていることだが、海外に出る時は肝に銘じておきたい。
しかし、実際にエルミタやマラテ地区の繁華街を夜出歩いても、危険に感じないかもしれない。
ネオンで光はあるし、人通りも遅い時間まで結構多く感じる。
ただ、道を一本外れると人が歩いておらず、暗闇のところもあるので気を付けたい。
また、ぼったくりの範疇になるかはわからないが、外国人向けのメニュー表がある。
屋外でバンド演奏していた飲み屋に入って、席料を払って座った。
店員がメニュー表を持って来たのでコーラを注文し、店員は引き上げていった。
ふと前の席にを見ると、メニュー表があったので手に取ると内容は一緒なのだが、先ほどより、価格が一律に安かった。
10ペソ程度の差だったが、長居はしないことにした。
置いてあったメニュー表は、店員によりすぐに片付けられた。
昼間であっても、警戒は怠らない方がよい。
痩せこけた犬が寝転がっている光景を度々見た。
野良か飼い犬か、鎖に繋がれているのかはわからないが、咬まれたら狂犬病の危険もあるので近づかないのが賢明だ。
トラブルを持ち込むのは人間だけではないので、要注意。
アヤラセンターのグリーンベルト公園を歩いていたところ、旅行者だと言うアジア系の女性に声を掛けられた。
英語だったので、全て理解はできず、何が目的かは分からなかった。
自分が解釈した内容では、「沖縄に日本人の友達がいるから三人で話したい。携帯番号を教えて欲しい」との事。
昼間の人通りの激しい場所で美人局ではないだろうとは思ったが、無用なトラブルには巻き込まれたくなかったので、「携帯電話を持ってない。これからアヤラ博物館に行くから、じゃあね」とそそくさと逃げた。
どこへ行っても日本とは違うので、海外に出たらリスク管理は一層しなければならない。
安全とは言い難い国ではあるが、想像していた無法地帯というわけでもなさそう。
ただ、安全快適に旅をする、という労力を厭わないようにしたい。
40歳手前で会社を辞め、投資活動にて生活を営む。
悠々自適な生活と思いきや、煩わしい事はないものの手持ち無沙汰な時間を過ごす。日々、暇つぶしを探している。
趣味:旅行、ライブ鑑賞、美術館・博物館巡り